CX-5 ガソリンとディーゼル

僕は以前、モデルチェンジ前のCX-5 20Sに乗っていたのですが、どうしてもディーゼルモデルを試してみたくなり、最近モデルチェンジ後のXDに乗り換えました。

 
実際に日常でガソリンとディーゼルのCX-5を、しかもモデルチェンジ前後で使っている人間も稀ではないかと思い、使用感などをレビューしてみます。
 
まず、動力性能ですが、これは圧倒的に違います。ディーゼルの場合、あの車体にもかかわらず、全く車重を感じません。出足に関しては他の方のレビューにもある通り、いささかの挙動不審はありますが、まあこれは設定でしょう。踏み込み方に慣れれば問題ないです。
 
もちろんガソリンエンジンも、パワーは必要にして十分、不足を感じたことはほとんどありませんが、唯一パワー不足を感じたのは、箱根の山で登坂車線を走る大型のトレーラーを追い越す時でした。
 
そこで先日試しにディーゼルで箱根の山を超えてみたのですが、はっきりいって、
 
山を山と感じませんでした。
 
普通に踏んでるだけで、何事もなかったかのように、1500回転くらいでスルスル登っていき、踏み込んだ日には、湧き上がるトルクでぐんぐん坂を駆け上がります。

僕は久々に震えましたね、感動で。

でも、そんな4000cc並のトルクなんてオーバースペックじゃね?街乗りで能力引き出せないっしょ?

という意見はあると思いますが、大通りへの合流、町中のちょっとした坂道、右折時、等々、町中で圧倒的に気持ちよく、流れに乗っていきます。
 
むしろ、街乗りでこそディーゼルの良さはビンビンに感じますね。
 
逆に言うと、高速道路の巡航では、面白さで言えばガソリンが上です。
 
高回転まで回ると言っても、ガソリンみたいうわーっと5000回転まで回るわけではありません。
 
物足りない人もいると思います。
 
この車種でガンガン回したいという人がいるのかどうかは分かりませんが。
 
結論としては、わざわざマツダのCX-5をチョイスするなら、僕は圧倒的にディーゼルを推します。
 
ただ、あのスタイリングを気に入って、特にこだわりがないのであれば、価格差を考えたらガソリンもありです。ディーゼルくらいの値段を出せば、装備も充実させられますから。